とんび 6話 感想
旭(
佐藤健)早稲田に入学するまで、ヤス(
内野聖陽)と
色々な葛藤があったんですね。
アキラは、ヤスのことが心配で、自分が東京の大学を
受験したいことを、言い出せず悶々と過ごし、
ヤスは、地元の大学へアキラは進学するものと
思い込み、法学部を希望してるアキラは、弁護士になるのだと
勘違いし・・
アキラがやっと早稲田受験を希望してることを
打ち明けると、東京と言う言葉に敏感に反応してしまう。
正直すぎる、まっすぐすぎる父親ヤスの気持ちも判らなくないし
ヤスを心配しながらも、早稲田に入学したいアキラの気持ちも
痛いほど判る。
なんだろうか、この締め付けられる
感情は。。
父との些細なことで、家出をし、照雲(野村宏伸)宅へ身を寄せるも、
帰ってきたときのために、父ヤスはグリンピース入りのカレーを用意しているが、なかなか
帰ってこず、結局栄養失調になるまで食べることが
出来ない父親の気持ち。
所々で、家族のような周囲の人の助けもあり、何とか
早稲田受験をし、合格。
親子の最後の別れのシーンは、不器用な父親と
そんな父親を心配に思う、息子の感情が上手いこと
折重なったシーンだと思いました。
靴下にあいた穴を見て心が締め付けられる、子供の気持ちも
上手く表していましたね。
東京へ旅立つ息子を追いかけるその
靴下も、おおきな穴が開いている。
【親父ありがとう】
この言葉にすべてが現れているのではないでしょうか・・
しかし、最後の別れのシーン、もう少し上手く時間配分を
考えて作れなかったのでしょうか・・
あえての酷評だとすれば、この大切な別れのシーンを
もう少し、作りこんで欲しかった。。
アキラを見守ってきた、町の人たちとの別れが
欲しかったな・・